小心者です。
ふと、IDECOの受け取り方を考えてみました。受け取りまで10年とか20年あるなら、まだ早いかもしれませんが、もし60歳から受け取るならあと5年もないので、ここらで一度、できるだけ税金を払わなくて済む方法を考えてみます。
まずは、そもそも60歳から受け取れるのか確認します。60歳から受け取るには通算加入期間が10年以上(120カ月)必要です。今現在でIDECOの加入年数だけだと30カ月ですが、問い合わせたところ、在職時代の退職金制度とDCまで合わせると394カ月、残りあと5年足すと447か月になるので、これは問題なし。
では、実際にどう受け取るか。SBI証券のIDECOを利用しているので、受け取り方法は、一括、年金、併用が選択できます、SBI証券のページでも受け取りに関しては詳しく書いていません。いろいろ調べてみましたが、どーもよく分からないので、以下推測です。
A)一括受け取りにして退職所得控除を利用する?。通算加入期間38年で、退職所得控除は2060万円。IDECOの総額は約900万円なので、控除額内に収まるかと思ったのですが、やっかいなことに、退職時(勤続31年時点)に退職金を受け取っています。会社の最初の退職金制度はDCへ数年かけて移管されているのですが、移管しきれなかった分が50万円ほどあったらしく、これが退職金として支給されています。
退職金とIDECOを両方受け取る場合で、iDeCoを後に受け取る場合、「前年以前14年以内に受け取った他の退職金を計算したときの勤続年数は除いて計算する」というルールがあるので、退職金を受け取った時点で31年分の退職所得控除は使ってしまったことになります。ということは、60歳から受け取ろうとすると、280万円しか退職所得控除がないため、かなりの税金がかかってしまいます。
B)全部年金として受け取る?。この辺からかなり怪しくなってきます。公的年金控除額は、65歳未満の場合は60万円、65歳以上の場合は110万円。60歳から65歳は公的年金がないので、年間60万円の受け取りにすればOK。残りは900万円-60万円×5年=600万円。65歳から公的年金を受け取るとすると、これが年間約173万円なので、173万円-110万円=63万円に対して税金がかかる上に、さらにIDECOの受給分が加わって税額が増えてしまうことになります。
C)一括と年金を併用する?。60歳から69歳まで年金で年間60万円受け取り。60万円×10年=600万円で残り300万円。退職所得控除は40万円×8年(53歳から60歳まで)=320万円で、これで何とか控除内に収まります。ただしこの場合は、公的年金の受給を70歳からに繰り下げなければなりません。
さらに手数料を考えると、年金も、毎月ではなく年1回の受給。
今のところは、C)の併用が良さそうです。公的年金の繰り下げが可能な状況であれば、ですが。
そもそも上記の計算は合っているのか?。調べてもよく分かりません。基礎控除はどう考慮すれば良い?。分かりません。5年後も税制が同じなのか?。その時にならなければ分かりません。
こういうことは、誰に相談すれば正しい答えを教えてくれるのでしょうかね。
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